佐久学舎聖書研究会 2015年8月16日(日)~22日(土)

2015年度 佐久学舎聖書研究会 開催のご案内

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前回の佐久学舎の様子

佐久学舎聖書研究会では、これまで七年間にわたって、マルコによる福音書、マタイによる福音書、ルカによる福音書、そして使徒言行録を学んできました。本年度は、パウロ書簡の中から、ガラテヤ書とピリピ書を学びます。

パウロは、生前のイエスに出会うことがありませんでした。しかし自らの身に起きた啓示の経験によって、「イエスを信じる人々に対する迫害者」から「異邦人への伝道者」に百八十度うち変えられた人でありました。この二つの書簡には、そうした彼を理解するうえで極めて重要な自伝的告白が含まれています。

ダマスコ途上で甦りのイエスの声「サウロ、サウロ、なぜ、私を迫害するのか」を聞いたパウロは、「新しい人」として、エルサレムを後にして、イエスの福音を命がけで地中海世界へと伝えていきました。そこで彼は、さまざまな敵対者たちからの迫害の中に投げ込まれるとともに、その苦難のただなかにあって「絶えず喜んでいなさい」と語りきる人でもありました。

朝食風景
朝食風景

これら書簡中に刻み残された彼の言葉は、現在に至るまで、多くの人々に大きな影響を与えてきました。

とりわけ歴史的転換期に生きたルターや内村鑑三にとって、パウロの言葉は、決定的な意味をもちました。 十字架のキリストの声に突き動かされて、あの広大な地中海世界を、想像を絶する苦難と困難を背負いながら行き来したパウロは、自らを「人々からでもなく、人によってでもなく、イエス・キリストと彼を死人の中からよみがえらせた父なる神とによって立てられた使徒」と呼びました。

今年度の佐久学舎では、その使徒の伝える福音の消息に深く触れて参りたいと思います。 研究会では、原則として、参加者には全員、研究会期間中、とりあげる聖書箇所全体のうち、あらかじめ担当箇所を分担して、そのいずれかの部分について、お一人お一人に発表をお願いすることにしています。また、研究会への参加の意志をお持ちの方は、そのこととは別に、あらかじめ『ガラテヤ書』と『ピリピ書』全体を熟読のうえ、お集まり下さい。

今夏の共同の学びへの天来の導きを切に祈り願いつつ、ここに謹んで佐久学舎聖書研究会二〇一五年度開催をお知らせします。

本年度は、諸般の事情を考え、参加定員を八名とします。全期間参加者を優先します。

参加希望者は、別紙参加志望書の各項目に記入の上、本年7月20日(月)(締切厳守)までに、当該志望書を左記世話人宛にお送り下さい。受け入れができるか否かについては、追ってご返事します。

朝のラジオ体操風景
朝のラジオ体操風景

祈祷会と聖書研究の時以外は、原則的にすべて自由時間です。それゆえ、各自それぞれ読むべき書物、なすべき課題等を準備してご来舎下さい。ただし、佐久学舎は宿泊研修保養施設ではありません。あくまでも聖書研究と祈祷を中心に据えた場所であり、かつまた期間中の一日一日の生活を協力して自主運営していく場所でもあります。

そのため、食事・配膳・洗い・買い出し・風呂・掃除・ごみ処理等、各種労働の参加者による分かち合いが必須のこととなります。そのためのご労苦をも進んで共にしていただきたくあらかじめお願いいたします。

会期中は盛夏ゆえ、日中の気温は高くなりますが、会場は標高700Mの高原地域に位置するため、朝晩はかなり冷え込みます。その点に備えた防寒衣服(厚手の長袖上着とズボン)をご準備下さい。虫さされ等への対策としても、長袖・長ズボンは有効です。

簡単な懐中電灯もあれば、夜間には何かと役立ちます。また期間中宿泊を予定される方で、可能な方は、ご自分用のシーツを持参下さい。

参加費は、期間中の食と住にかかる実質経費を考慮し、二万円(全期間参加の場合)といたします。

2015年度 佐久学舎聖書研究会 概要(予定)

期間 2015年8月16日(日)夕~22日(土)夕

場所 長野県佐久市平賀上宿4283

アクセス

①電車
長野新幹線・佐久平駅下車。小海線(小淵沢行き)に乗り換え、中込駅下車

②高速バス

西武高速バス 池袋→臼田線・中込橋場下車
JR高速バス 新宿―小諸佐久線 岩村田駅前下車、小海線にのりかえ中込駅下車

いずれも、中込駅前よりタクシーにて「平賀上宿(ひらがかみじゅく)四二八六の川田宅」と告げ、約五分。
到着下車後、そのまま坂を少し上り、道左手に建っている小屋のところで左折。

 

持物

聖書、賛美歌(一九五四年版)、筆記具、読むべき書物、洗面具、着換え(なお洗濯は隔日可能)、シーツ、折り畳み傘、懐中電灯。
(言わずもがなと思いますが、漫画・携帯ゲーム機類の持ち込みは不可とします)。

費用 20,000円

申込先 下記お申込フォームからお問合せ下さい。

申込締切 2014年7月20日(月)

終わりに、ガラテヤ書とピリピ書に関する各種翻訳・参考書・研究書については、すでに各種多数出版されています。

それらについて、それぞれ書店・図書館等で事前にお調べいただき、ご自身にとって益となるものを大いに活用して下さい。
(また期間中、川田先生のご厚意により、先生の聖書学関連のご蔵書のうち、聖書原典や各国語訳聖書をはじめ、聖書研究に役立てるための、和洋を問わず、様々な注解書・研究書等も利用可能です。)

後片付けは、期間最終日となる八月二二日(土)に集中的に行います。多くの人手を要しますため、参加者の皆さんにはできる限りご協力いただきたく、お願い申し上げます。

文責 山本精一 2015年6月

2015年度 佐久学舎聖書研究会 参加申込書

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