「基督教共助会」創立100 周年記念シンポジウム

主催;基督教共助会

第1 回 「教育の明日」を考える

[主題] 
何が人を「人格」にするのか ― 今、教育の担い手に求められていること―

[このシンポジウムの趣旨]

2006 年に、換骨奪胎されるようにして改定された『教育基本法』。その第1 条、最も重要な「教育の目的」 を規定した条項の中に、不思議と改変を免れた大切な一文がある。「教育は、人格の完成を目指し」と記され た冒頭の部分。この国の教育の、見失ってはならない基軸の方向性が明確に示された文言である。

教育の混迷が叫ばれて久しい。矢継ぎ早の教育改革が断行されつづけてきたのに、なぜ、混迷は深まる一 方なのか。〈最も問われるべきこと〉が置き去りにされているからだ。

人は、本来、「人材」ではない。「人格」である。そして人は、教育によって、初めて、「人格」に目覚める。 他に代えられない独自性と尊厳性をもった「私」になる。

そこにこそ、教育という人類独自の営みが持つ、本来の目的と使命がある。いったい何が人を「人格」に するのか。「私」にするのか。「人間」にするのか。そう問う自分自身は、「人格」になっているか。家庭で、 職場で、「私」を十全に生きているか。

心の奥底から突き上げてくる、この疼くような問い。その前で、まずは、教員同士が、共に正直な想いを語り、 応答しあうこと。どんなに破れた現実を抱えていようとも、そこからしか、行き詰ってしまったこの国の教育を明日へと導く突破口は、見えてこないだろう。

己に敗れた地平で初めて見ることを許される「希望の世界」がある。共助会100 年の歩みを貫いて、人格 から人格へと継承されてきたこの希望と信仰の灯。そこに存在の基軸を据えてこの国のキリスト教教育の現場を生きた一人の引退教師と、そこで出会った現役教師3 人をシンポジストに立てて、上記の主題の下、語っていただく。午後は、聴いた者一人一人が応答する場を設ける。「あの時、心が燃えたではないか」との経験 が、一人でもいい、参会者の中に与えられますように。(文責;安積力也)

開催要項

日時;2019 年10 月14 日(月) 10:00 ~ 17:00

会場; 日本基督教団 高井戸教会(京王井の頭線 高井戸駅下車・徒歩3分)    
〒168-0071 東京都杉並区高井戸西1- 27 - 18 
TEL 03-3333-2465

〈プログラム概要〉

受付 9:30 ~    

総合司会;角田秀明(聖学院高等学校 校長)(共助会員)


午前(10:00 ~ 12:00) シンポジウム   〈発題者〉(30 分× 4 名)

  1.  安積力也( 元私立学校 校長)(共助会員)
  2.  三島 亮(基督教独立学園高等学校 教頭)( ゲストスピーカー)
  3.  新江 進(キリスト教愛真高等学校 教諭)(ゲストスピーカー)
  4.  鈴木 実 ( 日本聾話学校 校長)(ゲストスピーカー)

午後(13:00 ~ 17:00) 応答の会
13:00 ~ 14:00 「全体会」 指定応答者による「応答」(20 分× 3 名)

  1. 荒川朋子( アジア学院 校長)(共助会員)
  2. 小友 聡(東京神学大学教授・中村町教会牧師)(共助会員)
  3. 飯島 信 ( 立川教会牧師・元公立中学校教諭)( 共助会員)

14:00 ~ 15:30 「 分団」 (4 グループに分かれて、各自の応答をシェアする・90 分)

15:30 ~ 17:00 「全体会」(自由に再応答・90 分)

*入場は無料

*問い合わせ; 飯島信 TEL 080-7010-2170