暗がりの中、なお世界を受け継ぐ約束 井川 満
創世記第1章28節、「生き物をすべて支配せよ」と神が人に語った言葉について、木村一雄さんが、「これは人間が他の生き物を勝手に扱って良いという意味では決してない。反対に、生き物たちに心を配って十分に世話をせよ、ということな
続きを読む創世記第1章28節、「生き物をすべて支配せよ」と神が人に語った言葉について、木村一雄さんが、「これは人間が他の生き物を勝手に扱って良いという意味では決してない。反対に、生き物たちに心を配って十分に世話をせよ、ということな
続きを読む「見よ、闇は地を覆い 暗黒が国々を包んでいる。 しかし、あなたの上には主が輝き出で 主の栄光があなたの上に現れる。」(イザヤ書 第60章2節) 2024年の年が明けた。基督教共助会創立より105年、敗戦の時より79年、戦
続きを読む佐伯勲と申します。簡単な自己紹介です。「1951年富山県立山町に生まれる。富山大学教育学部を卒業後、京都の仏教系の私立大谷中・高等学校で20年間数学教師として働く。大谷高校で小笠原亮一牧師と出会い」、実は、教師試験で大阪
続きを読む共助会の中村きよみさん宅での、月一回の「東京聖書を読む会」では、旧約聖書の初めから5章ずつを輪読して、感想を語り合う楽しい会を持っている。一人では、ただ文字を追って読むだけになりがちだが、友と一緒に読むことにより、どんな
続きを読む原生的自然の懐にある小さな教育現場を辞して東京に戻り、八年経った。時代の潮流を暗示する出来事が、日々これでもかと生起する首都。気がつくと、拭いようのないヘドロが心底に堆積していた。鈍る魂の感性。せめてこびりついた心の汚れ
続きを読む1919年(「三・一独立運動」の年)に創設された「基督教共助会」は、韓国の友との「主にある友情」に支えられて、「韓日基督教共助会修練会」(以下、「修練会」)へと導かれました。私は何度か「修練会」に参加させていただき、主の
続きを読む『共助』第2号は昨秋北白川教会で開催された京阪神共助会修養会特集「魂のことをする ― アウグスティヌスに学ぶ」の記録で、私個人はこの主題の故に大いに参加したかったが、残念ながらできなかった。そのために
続きを読む今回の「一泊研修会」の主題は、「私たちの現在地 ― 歴史・世界・平和」である。高橋先生は、1945年「敗戦」から話し始められた。私が生まれた年である。主題講演の年表に私自身の歩みを少し重ねてみる。 4
続きを読む「荒れ野に水が湧きいで 荒れ地に川が流れる。」(イザヤ書35章6節) 住み始めた小高(おだか)を知りたい。それだけの想いで、伝道所で二つの集まりを始めた。昼の部の「小高への想いを語る集い」と、夜の部の「小高を愛し、小高を
続きを読む新潟市北区太夫浜325、日本海を望む砂丘地に建つ敬和学園高校(1968年開校、1回生入学、今年は55回生入学)。卒業生たちにホームカミングが呼びかけられた。秋深い10月8日(土)午後1時からである。コロナ禍で休止からの再
続きを読む四月から藤崎という町で牧師の仕事をしている。藤崎は平川を挟んで弘前市に隣接する静かな町である。また、古くから交易の拠点として栄えた商人の町であり、りんごの主力品種「ふじ」発祥の地でもある。名所と呼ばれるような場所に乏しく
続きを読むことしの修養会は、3年つづきのコロナ禍で、昨年同様、小諸市古城のグランド・キャッスル・ホテルで行われたが、例年よりメンバーは少なく、31名であった。しかし早くから参加を希望しながら、この事情のため、祈りつつ当地でそれを覚
続きを読む第一次世界大戦直後の1921年、デンマークに一つの学校が誕生した。創立者のピーター・メニケは、敵同士であった者でも、学びと生活を共にすることで、互いを尊重し、共通の理解を育み、平和を実現することができると信じた。私は20
続きを読む軍事侵攻されるウクライナの映像は、驚きとともに戦争の惨めさ、人間のもつ罪の惨状を示され、一日も早い収束を祈らざるを得ません。77年前の焼土となった日本を思いつつ、共助会の出版物等をたどりながら、戦前から追求されていた贖罪
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